●台湾新聞●旅かえる。旅行青蛙。なぜ爆発的人気？心理学者が考える4つの理由。【そのニ】【その三】

今日わたしのカエルは蝶々のお友達ができたみたいです🐸

さて、前回の続き。

旅かえる大人気の理由そのニ&三

《旅かえる》なぜ大人気？ 心理学者が掲げる4つの理由
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■ニ、今を生きる 〜 重荷のない未来〜

人間関係でどれほど心が疲れるのか考えてみましょう。

恋愛したとしましょう。
初めて二人で食事に行った時からすでにその後の交際、結婚、お互いの家族、価値観など、どこかしっくりこないと感じる。
時間を費やしてまで未来のない相手との関係を続けたくない。
この人との未来を想像して、うーん、はたして幸せなのか？

パートナーを見つけ出し、結婚することって、結局のところ誰にとっての満足なんだろう？

カエルを飼うほうがいいなぁ。

もし子供を産むなら？
子供を育てるのにいくらかかるかという話は先にしないほうがいい。生活水準が即刻下がってしまうから。
自分ももうすぐ30歳か。家庭を養わなければならない。子供が産まれたらそこから心配事が絶えない30年が始まるってこと？

カエルを飼うほうがいいなぁ。

旅かえるは私たちに「今だけ」の関係を提供する。なので将来の心配は不要。だから焦る必要もありません。

人間は、将来の為にと思っても面倒な後戻りはしたくないし、長期的な計画のために現在の快楽も諦めたくない。

カエルとの間には、責任もないし、重荷もないんです。

▌三、くっきり引かれた境界線

華人の社会の人間関係のネットワークには、境界線が欠如しています。

両親はあなたが「誰と」「また」旅行に行くって意見してくるし、会社の上司や同僚は業務外の作業を求めてきます。

おばさん、おじさん、親戚たちは仕事について身振り手振りで口出ししてきます。
あなたは拒絶できますか？

一方、旅かえるの世界では境界線がくっきりと引かれています。

よくある育成ゲームと違って、ユーザーができることがものすごく限られています。

三つ葉を狩ったりカエルのために持ち物を準備したりするだけ。

カエルが旅に出るのか、家でのんびりするのか、私達には決める権利はありません。
カエルは自分自身の意志があるので、こちらがコントロールすることはできません。

カエルはあなたのことを干渉してこないし、あなたもカエルに干渉しない。
線を越えてお互いの生活に進入することはありません。

会話もまったくない関係だけど、気まぐれに写真を送ってきてくれたり、お土産を持ち帰ってくれたり。

途中何かあっても、なくても、結局は家に帰ってきてのんびりしてる。

干渉はしないけど、
あなたの心にはカエルがいるし、カエルの心にもあなたがいます。

境界線というのは人間関係を断絶させるわけでも、ある程度の距離を保つためのものでもなくて、付き合い方を創造してくれるものです。

このゲーム中にはくっきりとした境界線が設置されていて、この関係性のおかげで私たちは気楽で自由だと感じることができるのです。