●台湾新聞●旅かえる。旅行青蛙。なぜ爆発的人気？心理学者が考える4つの理由。【その一】
1月のある日、「旅かえる」というゲームアプリを初めて知り、早速ダウンロードしてかえるを飼い始めました🐸
製作元が同じ「ねこあつめ」は1ヶ月も持たずに放置してしまいましたが、今回の「旅かえる」はなんやかんや毎日数回開いて遊んでいます。
遊ぶといっても、庭の三つ葉を刈り取り、カエルのためにお弁当、おまもり、道具をかばんに入れて旅の準備をしてあげるだけ。
時々庭に遊びに来るお友達（かたつむりや蜂など）にはおやつを出します。
カエルの行動はコントロールできず、気が向いたら旅に出かけて、いつ帰ってくるかもわからず、庭の三つ葉を刈り取って集めながらまた机に次の旅の準備をしてあげる‥。
時々旅先から写真が送られてきて、いつの間にかお土産を持って帰ってきています。
お友達も時々登場。
おうちにいる時は寝たり食べたり読書したり。
あどけない表情に癒やされます。
このアプリ、日本語版しかないにもかかわらず中国で大流行。
香港や台湾でも遊ぶ人は増えていますが、ダウンロードしたうちの9割は中国人だそうです。
なぜこんなに爆発的人気となったのか、台湾のニュースで記事になっていたので紹介します。
《旅かえる》なぜ大人気？ 心理学者が掲げる4つの理由
www.ettoday.net
旅かえるは最近中国でも台湾でも大人気のペットゲームです。
ゲームとしての設定は変わっていて、基本的にカエルとの会話は無く、カエルは家でのんびりしている以外の時間は旅に出て、いつ帰宅するかわかりません。
でも時々写真を送ってきてくれて、お土産まで持って帰ってきてくれます。
カエルがどこへ旅に出るのか、こちらに決める権利はなく、期間や、写真を送ってほしいか等も決められません。
唯一できることは、カエルのために旅の準備をしてあげること。
このような設定により、私達はまるでカエルが自分自身の意思で行動しているように錯覚します。
このゲームに触れた多くの人が、親が子供を養っているようだと感じています。
カエルがよりよい生活を送れるよう、よりよい旅行の装備を持てるよう願い、カエルが出かけている間は常に気になって、写真が届くのを楽しみにします。
あまりに突然の大流行に、私は心理学の専門家として、新聞記者のインタビューを受けることになりました。
記者の質問は、「若者はみんな人付き合いを嫌がり、子供も欲しがらないのにどうしてカエルを養うこのゲームはこんなに大流行しているんですか？背景にどんな心理状態があるのでしょう？」
一時間半のインタビューの中で、いくつかの視点からこの現象について語りました。
■一、安心感に満ちた依存関係
旅かえるや同様のペット養成ゲームは、人間の「関わりたい」欲求を満たします。人は社会的動物なので生きていれば人付き合いが必要ですが、人付き合いによって傷ついたことがない人なんていませんよね？
私達は人との関わりに期待しつつ、一方で傷つくことを恐れます。
現実の生活の中で人との関わりが生まれる度、様々な心配事もくっついてきます。私、嫌われないかな？この人いま機嫌悪いのかな？最近疎遠になってきちゃったかも？などの心配事に焦り、避けてしまったり、なんとなく相手の期待に答えたりして、不安でいっぱいの心を満たそうとします。
しかし、カエルとの関係は安心感でいっぱいなのです。経過はどうであれカエルは必ず家に帰って来ます。カエルがいない時？気にしないで自分のことをしましょう！
傷つくことや失うこと、自分が相手の期待に答えられてないんじゃないか、すべて心配無用です。
この関係は穏やかで確かなもの。カエルは生活の中の数少ない「安全型依存」相手となったのです。
今回はここまで。
まだその一だけですが、私自身、訳しながら共感することばかりでした。
人付き合いは人生に豊かにしてくれる、なくてはならないものですよね。
ただ、人生のいつの段階においても大なり小なり悩みの種となることも確かです。
そんな中に悩みの種になることのない、でも毎日気にしている存在がいるって、知らず知らずのうちに心にも影響を及ぼしてるんでしょうね。
続きはまた明日。
では、
寝る前にカエルをのぞいてから寝ます🐸
みなさんも気が向いたらカエルを飼ってみてください🐸
謝謝〜＼(^o^)／
